2015/01/11

New雪姫(改装版)クローラ補修

連投です。やっとの事でクローラの補修が完了しました。

いつだったか大雪降る中除雪中にいきなり切断、すぐに繋ぐ手段が無かったので雪に埋もれる予備機から2時間かけてクローラを掘り出しましたっけ。
調子よく動いていたのですが既設と予備品、微妙にクローラのパターンが違いましてそれに伴い外径も変わってきます(内径は同じ)既設品のが外径が少し大きいので走行が少し斜めに走るんですよね。さっさと元に戻さないと駆動系の負荷にもなるなぁと。

後によくよく確認しますと帯状のシート?ワイヤー?にゴムが被るって溶け込むような構造なのですが一部溶け込んでない付着しないゴム(バリ)がありましてその部分で切断してました。(表現難しいなぁ)

補修は本格的な業者様だとゴムを溶かしてどうこうと完全に一体になるようなものですが、DIYレベルだと針金で繋ぐとかそんな感じです。
少しは持たせたいなぁと考えて以下のような構造にしました。

・切断したクローラ同士を1mm厚のゴムシートで両面を接着(定番G17を使います)
・4mmのロープ(耐磨耗、耐水、耐紫外線、強度に優れたもの)でクローラ同士を繋ぐ

結果以下のようになりました。
接地面側


内側(スプロケット側)

6本なので耐引張り600kgf??いやいや無理です。穴あけした部分から裂けるか、ロープとスプロケットの接触で磨耗して切れるか?どちらかです。

今シーズンは持って欲しいなぁ・・・(無理か?)





New雪姫(改装版)スクレーパ改善

札幌今年は結構降りますね。暖かくとけるので堆積場は圧迫しないのですが日々の除雪が雪が重く結構なものです。

以前お伝えしたオーガー71cm化の負荷なのか直進性、走破性の低下を指摘しました、雪に引っかかるんですよね。スキッドを高くしたりもしたのですが無理(多分雪にオーガーにかからない雪が多くなり逆効果?)そうなるとスクレーパは?と目を向けると2mmくらいの鉄板が地面に向かって斜め下に出ています。(これ刺さって負荷になりダメなんでない??)

参考例として以下の写真を


これ以前使ってたシングルステージの手押し除雪機ですがスクレーパは地面に対して水平になってます。(これが外れて斜め下になったときはおかしいな?と判るくらい雪に引っかかりました)

そして優秀なる国産メーカーは?

まずはホンダ様(写真掲載ご勘弁ください)ほらね、地面に対して水平


ヤマハ様(こちらも写真掲載ご勘弁ください)ギザギザにして接地抵抗少なくしてるのかな?て

ではそれらを参考にして
ギザギザは無理なんで削ります(笑)ホームセンターで2800円程度でサンダー購入~。


削りは正直得意!接地面に対して水平なはず。


若干てか結構変わりましたよ。変に食ってかないので良くなりました。おつかれさま。

2015/01/04

雪姫系除雪機の課題(2シーズン使用しての感想とネット上の評価)


今年もよろしくお願いします。当ブログもアクセス数6000件を超えました。円安とは言え国産の1/3程度の値段で買える除雪機は十分魅力と言う事でしょうか?

最近は販売に関するネタが多く、雪姫自体に関するネタが少なかったですね!除雪幅71cmに改装して問題も出ましたし一度ここでまとめて行きます。

既知の問題点(ネット上やリアルで囁かれた様々な問題)
・走行不能(大抵はフリクションディスクのゴムが外れる、もしくは安全ピンが飛ぶ)
・ワイヤー緩み(各クラッチ)
・ゴム系部品の劣化
・燃料漏れ(私が遭遇したのは燃料タンクからキャブをつなぐゴムホース)
・走行性能(除雪幅71cm所有者より)
・投雪性能(低馬力品所有者より)
・キャタピラ切断(先日遭遇)

評価すべき点
・圧倒的な価格
・共通パーツが多く換装しやすい
・マイナートラブルの為、ユーザーで何とか修理できる





ざっとこんな感じです。トラブルだらけじゃん!と思うでしょうが評価すべき点でも挙げたように各機構が単純なので予備品さえあれば何とかなります。(要工具を扱える方)

さて上記内容から各機能、部品の問題点を挙げていきます。

エンジン
 搭載されているロンシンエンジンに関しては、燃料漏れを経験した程度で特に問題があるような感じはありません。私自身は低馬力な通常仕様のG200F、スノーエンジンと称するLC170FDS(175かも?)2種類を使いましたが共に始動性は抜群です。仕様に対する馬力の有り無しは正直他の経験が無いので何とも言えなく、また騒音はLCで始まる名称スノーエンジンの方が若干静かです。
LCシリーズは今シーズンから使い始めましたが最初は力不足?と思いましたが最近力を感じるようになりました(慣らし済んで馬力でた?気のせいって言われそうw)




シャーシ(車体)
 このシャーシは雪姫系と呼ばれる物、馬力に関係なく全共通(マイナー前後でフリクションディスクゴムの形状が違います)です。オーガーをつなぐプーリーは9馬力以上は2本掛けとなってます。
私の話になりますが、夏に13馬力雪姫のシャーシを譲って頂いた方が話していた「走行弱いんだよね」って話をされていたのですが71cmオーガーに換装して実感する事となりました。

56cm→71cmオーガーに換装した結果

・走破性能の低下(雪につっかかるようになりました)
・直進安定性の低下(オーガーの受ける範囲で雪の柔らかい側に車体が逃げる)
・走行系の負荷が増大しました。(ベアリング破損)
・クローラ切断(これは56cm版でも何れ起こる現象だったはず)

 当然の話ですよね、雪に当たる面が増えるのにクローラ幅も長さも変わらないですし。
これ負荷がかかって車体が進まなくなった時ですがクローラが雪の上で滑るようなら良いのですが、クローラも止まってるならフリクションディスクとゴムの間で滑っていますのでクラッチは即離す事をお勧めします。
ちなみにフリクションディスクのゴムはメクレ外れ対策として接着をしております。先日も開放点検を行いましたが減りは少なく2シーズン目も無事過ごせそうです。

正直56cm版の走破性はナカナカでしたから雪に対する突っ込みは71cm版でしたら多少大人しくする必要があります。(無論新雪をやるなら71cmでも問題無しです)

あとクローラ切断が先日経験しました、これは正直参りましたが予備品のお陰で2時間で復旧となりました。


 2枚目の写真、これマイナー前後でのクローラの違いです。右側中央に四角のブロックのある方が旧型、クローラの溝は新型の方が深く、また写真では見えないですが走行輪の外れ止めとなる部分の突起も新型の方が高く外れにくくなっております。

オーガー(投雪部分)
 この雪姫系のオーガーですが雪姫では無い黄色の除雪機はウォームホイールが削れる話をネット上で幾つか見られましたが雪姫系に関してウォームがイカれた話は聞きません。私自身56cmオーガーのオーガミッションを開放して確認しましたが削れも無く良好そのものでした。(1シーズン使用のみですが)三一通商様の除雪機で見られる硬いウォームと同様の品でしょうか?
投雪に関しては誉められた物ではありません。当方低馬力品の経験上56cm幅オーガーで最大7m程度です。10馬力を超えるタイプはソコソコ飛ぶとの情報もありますが、ハイガーさんの黄色の除雪機の話かもしれません。

 ちなみに71cmタイプにしたデメリットは車体の項目で紹介しましたがメリットは当然の事ながら除雪幅の向上ですが車体とのバランスを考えると56cmに戻そうか?と考える場面も結構あります。


 71cmオーガー
 56cmオーガー
56cmオーガーミッション

ちょっとまとまり悪いですが2シーズン目使用中の参考意見としてあげました。
 ちなみに私のような簡単な機械物をメンテ含めて技術の習得をしたいと思われる奇特な方にはお勧め、程よくトラブルが出ますので(笑)欲を言えばガレージがあって整備がしやすい環境の方がお勧めです(私のような氷点下の夜空の中色々整備させられる羽目になりますので)

それでは後2ヶ月、良い除雪生活を~。