2017/02/21

中古でもなんでも使える安い除雪機が欲しい!そんな貴方のガイドライン

もうそろそろ2月もおしまい。除雪のシーズンも僅かとなりました。
我が札幌ではホームセンターの店頭で販売しているような身近な存在の除雪機ですが、クローラタイプはホンダの655で20万強、一般的なホンダ760,ヤマハ660辺りで30万前半です。存在は身近ですが価格は身近じゃないですよね。

私も電動除雪機から始めて4台目となります。格安で始めたものだからポンポン買ってしまいましたが、初めから30万出していればずっと使えていたのかもしれません。

ともかく白い雪国において雪はとても厄介な存在、喜ぶのは子供と観光客だけ!除雪は適度な運動にはなりますが厄介そのもの、そんな除雪を楽しみに変えてくれる除雪機は偉大です!30万は無理だけど15万なら、いや10万なら出せるかな?そんな貴方に向けたガイドライン、新品、中古を混ぜて検討してみましょう。
(基本国産はHST駆動のもの、中国製は新品で検討してあります)

1.購入先
 →やはり安いのはヤフーオークション、店頭売りだとどうしても高くなります。簡単決済は出来るようにしておきましょう。あと出品場所が地元なら安価で配送してくれたりしますよ。
2.取扱いスキル
 →ボルト、ナットをきっちり締めれること、バイクをいじれるとかなら最高です。なんとなく機械に対して興味があったほうが便利です。
3.搬送受け入れの準備
 →いざとなれば軽トラ借りてでも取りに行ける、それくらい出来たら安心、実際私はミニバンに積んで脚立でスロープ作って一人でおろせました(80kgくらい)
4.除雪場所の検討
 →除雪機は雪を飛ばして移動させるだけです。雪自体飛ばしたものは圧縮されますので体積は減らせれますが、基本捨てる場所が必要です。
5.購入時期
 →断然シーズンオフがお勧め、これから降るって時期は高く、また大雪が降った時なども高いです。整備が終わった秋口が案外安いような気がします。

それでは機種別相場
15万以下

中古になりますが狙うはこれ!ヤマハYS870、1070はたぶん15万じゃ無理、唯一の静音型、重量もあり快適な除雪機との評判です。程度にもよりますが15万以下で狙えます。整備状況はまちまちですが探せばクローラ交換、ベアリング交換等フル整備に近いものがあります。

程度にもよりますがホンダHSS970も中古で15万以下で入手可能です。ほんとに古いものだと10万切ることもありますが、程度が心配です。

新品で購入可、我がブログおすすめの中国製除雪機ガーデンプロ、値段は最高で15万程度です。

13万以下
ヤマハYT660EDJ(写真は最新YT660)これも中古になります、2段シュータのEDJ辺りが13万くらい、1段シュータのYT660Eあたりなら10万程度でも行けそうです。

ホンダHSS760これも古いタイプだと13万以下で購入可能です。逆に2段シューターの後期型だと15万近いことも、実はhss870という除雪幅が少し広いものもありまして、手動シュータも出るならこの辺の価格、うまくいけば電動シュータモデルも購入可能です。


ガーデンプロ除雪機もうまくいけば13万程度で購入可能です。

10万以下
写真は本田HSS760ですが、中古市場にはHSS660(除雪幅変わらず1馬力ダウン)もありまして、当然古いものになりますので10万以下になることもあります。

雪姫系も10万以下で購入可能だったりします。この辺の購入を検討している場合は販売店に部品保有の有無を確認しましょう。

5万以下
私が買った雪姫は5万以下でしたが、残念ながら2017年、クローラタイプの安価な雪姫は見かけません。その代りタイヤタイプなら5万以下で購入することも可能です。私も使用経験が無くタイヤタイプの評価は出来ませんが、落札結果を見ても日本では正直売れない、もしくは捨て値で落札される感じです。
中古の雪姫は13馬力程度のものでも5万以下で取引されています。雪姫は国内新品の取り扱いが無くなった為、部品供給が厳しい状態です。経験上フリクションディスクのゴムは絶対必要です。


その他
誰にでもお勧め出来る訳ではありませんが、ちょい不具合物だとずいぶん価格が下がります。HSTで駆動系トラブル品はお勧め出来ません。(DIYレベルでの修理が難しそうです)エンジンの調子が少し変くらいの物だと上手くいけばキャブレター清掃のみで復活する事があります。私が購入したヤンマーJe-765hも完動品だと13万以上つく場合もありますが、「チョークを戻したらエンストする」ってだけで7万円で購入することが出来ました。いざとなればエンジン乗せ換えと覚悟しましたがキャブレターの分解清掃で見事復活です。

最後に
中古品は当たりはずれがあることを覚悟してください。内容記載の無い「完全整備済み」や根拠の無い「超美品」と称したものはむしろ気を付けてください。出来れば見に行って稼働を確認できるくらいの物が望ましいです。中国製の新品も同じく、現物の写真を記載したものを選んだほうが吉です。あと部品供給が可能な販売店さんを選んでください。

ではでは、よい除雪機に巡り合えますように~

2017/02/20

旧三一通商さんモデルを発見しました。

形状は雪姫に似ているが構造がまるで違う、以前、雪姫、ガーデンプロと共に紹介させてもらっていた三一通商さんモデルを楽天の販売店さんで見かけました。
(写真を使わさせて貰います販売促進目的もありますのでご勘弁ください)

見た感じは雪姫にとても似てまして、ヤードマンベースと言うことがすぐ判ります。


ただ中身はこちら、ベルトでなくチェーンなんですね。三一通商さんの頃から変わりません。

ここも変わらず、ギアが固いと、以前ハイガーさんの黄色9馬力のウォームが削れたという記事を見かけました。後期型雪姫も同じなんじゃないかな?削れた形跡は3シーズン程度では感じられませんでした。

これ色々意見はあると思いますが走行もオーガーも握ってる間のみ駆動するクラッチではないんですよね。完全にフリーで動いちゃう。安全装置としてはスノータイプ、ロンシンエンジンにあるキーを紐で体に括り付けて離れたら抜けてストップさせる方法を推奨しています。

お値段はそこそこですが構造がまるで違うものです。ごくまれにタイヤタイプの製品が出品される事があり、これが凄く安く落札されているのを見かけます。

楽天さんはあまり確認することが無いのですが久々に見かけたモデルのご紹介でした。


2017/02/05

中国製除雪機「雪姫」と国産機「ヤンマーJe-765H」比較検討

やっぱやらないとダメですよね。中国製の雪姫と国産機(ヤンマーJe-765H)の比較。
国産機圧勝!!と思うでしょ?ところが中国製も頑張ってます。今まで散々冬空の中緊急メンテしたり、感情入るかしら??いえいえ建設的に進めますね!


仲良く並んだ2台の除雪機、これは1月に撮ったもの、20cm程度の雪だったでしょうか?天候も良かったので数か月ぶりに引き出した改良版雪姫、エンジン一発でかかりました。ロンシンエンジン、ナカナカやります。実はヤンマーGA210の方が始動に時間がかかったりします。
以下に両者の簡単なスペックを

・国産機(ヤンマーJeと呼びます)は210cc、公称7馬力、オーガー幅65cm、旋回電動の2段シューター、hst駆動

・中国製(雪姫よ呼びます)色々改装しており、242㏄、公称8馬力、オーガー幅76cm、手動シューター、フリクションディスク駆動



・まずクローラ、Jeの方が接地面積が大きいと思われます。車重はJeが上、走行性能はJeの方がトラクションがよくかかります。雪姫ももう少し車重があれば案外行けるのかもしれません。

・旋回性能は雪姫が上、サイドクラッチがあるので楽々です。中国製のクローラタイプは大抵旋回に対する何らかの補助機構があります。逆に国産は7馬力程度の機種はありません。

・走行速度は国産が上、ホント速い。あとhstとフリクションディスクの差、hstは無断変速の為、雪負荷に応じた速度変更が走行中に可能です。フリクションディスクは速度変更時に一時停止する必要があり、これは国産機でもフリクションタイプであれば同様です。

・走り出しはフリクションが安全、クラッチをつなぐ際ので半クラが可能、一方hst機は半クラがないので間違って最高速度にしたままクラッチをつなぐと飛び出る感じがJeでは感じられます。



・オーガーに関して、刃は雪姫の方がしっかりしてる。幅は雪姫76cm、Je65cm、オーガー刃がオーガーケースから前に出ているJeの方が雪への食いつきがいい。しかしオーガー刃がケースより前に出ている事で巻き込み事故は起こりやすい。

・メンテナンス性はオーガーケースが四角で刃が出ていない雪姫は直立が可能。しかしJeは直立させる必要があるのかは不明

・雪への食いつきはJeが上で閉め固まった雪でも掻き込んで進んでくれる。雪姫はスコップで締め固まった雪を崩す必要があった。




・シューター口の工夫、Jeは見にくいですが四角形状になっていて狭まっています。この辺の形状、工夫、ブロワからの投げ込み量などの設計で投雪距離が変わります。この辺はJeが上です。



他気づいた事
・Jeと言うか国産機は水平よりオーガーを下に向けれ削るような姿勢が出来る、雪姫は水平からちょっと上向きまで、オーガー上下は国産機が上、ただしここには無いガーデンプロは水平下の動作が可能です。

・機体としてのガタが雪姫は多く、エンジン始動時のビビリ音はJeが静か

今のところの評価
・国産機はさすが良く出来ていますが新品価格で考えると5倍以上の開き、ガーデンプロなら3倍、操作は国産機と言うかhst機の方が断然スピーディです。ただし早く出来る分、雪姫に慣れた私は少し驚くような急動作に見舞われる事が(慣れないせいもありますが)

・雪を削って飛ばすという動作は国産機が上、しかし雪姫でも手でやるに比べればよっぽど役に立ちます。

・走行速度はJe、旋回性は雪姫、移動に関する取扱いは雪姫が上(サイドクラッチの有無の差)

あとがき
・国産機vsガーデンプロだともうちょっと評価が変わりそうです。Jeは大変満足していますが、Jeにロンシンエンジン載せたり、やはりガーデンプロも使ってみたい。除雪が楽しみになる除雪機は国産であろうが中国製であろうが偉大です。でも使い方間違えると大変な事になります。

「人が近くに居たらオーガー停止」
「様子を見るときはエンジン停止」

これを守って楽しい除雪機ライフを~









GARDEN PRO 除雪機(ガーデンプロ除雪機)のマイナーチェンジ

2月に入りました札幌は昨年12月の大雪以来、ナカナカ除雪機じゃなきゃ!と言うような大雪はありません。このまま行ってくれればと思いたい所ですが、ちゃんと帳尻合うように降る感覚ありますよね、まだまだ油断はできません。

さて以前「販売店様へお願い」で現物写真載せてよと書きましたが、ちゃんとやってくれる販売店がありました。ありがとうございます。(写真は販促目的と言うことで掲載させてもらいます)


まずはこちら、ヤフオクで2016マイナーチェンジ版KC1130MTを出品している販売店さん(現物掲載ありがとうございます)

そしてこちら、マイナーチェンジ前のKC1130MTを出品されている販売店さんです。

2月に差し掛かり若干値下げされており輸送費含め13万くらいで行けるんじゃないかな?と予想します。(たぶんこれ以上下がると販売店さんの利益無しなはず)

さてこの2つですが、当然新しいのは赤い方、こちらはゾンシェン357ccエンジン搭載、ただしセルスタートが100Vです。(除雪機のエンジンをかける際コンセントから延長ケーブルで本体に接続して始動するタイプ)このゾンシェンエンジン、アクセルコントロールが標準では無いとの話(前年の青タイプ購入者からの情報です。)別途レバーを買ってきて接続する必要がありそうです。

そしてマイナー前(黄色)はロンシンエンジンで302cc、セルスタートはバッテリ搭載です。ロンシンのスノータイプエンジンでアクセルコントロールもエンジン本体にスライダーが存在します。

あと!これが案外気づきにくいかもですが、オーガー形状が違うんです。マイナー前(黄色)は「軸→オーガー」の2つの部品で構成、マイナー後が「軸→接続バー→オーガー」と3つの部品で構成、これが後々の耐久性にどう影響されるかが気になります。

エンジンに関してはロンシンでもゾンシェンでも中国製エンジンの中ではブランド物で一流とされるようです。302㏄と352㏄でどちらも11hpと謳うのがなんとも言えませんが、片や最大出力と片や通常出力での記載なのか?ただ私が遭遇した200ccエンジンが8馬力ってのは明らかに誇大ですが(笑)

そう!先日、久々に雪姫のエンジン(ロンシンの242cc)を数か月放置にも関わらず一発始動でした。正直今のヤンマーエンジンよりかかりは良かったりします。

さて話はそれましたが、マイナー前後、両方オプションに違いがあり、どっちが良いと一概に言えない状態です。価格で決めるもよし、電動シューター版のあるマイナー前を狙うもよし、カラーリングが良いマイナー後でも、悩みますね!

やっぱりガーデンプロ使ってみたいですね!