2015/12/24

新型ガーデンプロ(KC926MT、除雪幅66cm、スノークラッシュ2000)

除雪幅66cmは間違っていなかった!!
なにせ8馬力と言って到着したのは6.5馬力仕様だった我が雪姫、中国系のスペックは実は信用していなかったりな私ですが、このガーデンプロ除雪機の66cmが本当か調べてみました。

事の発端はこの写真!前年度は76cmだったのになぜ??誤植と疑いました。実はここガーデンプロ除雪機を調べに来る方が非常に多く少しでも真相をと思い、まずは上記、スノークラッシュ2000の販売元であるドリームリンク様にメールで確認しました。
メールの内容は許可が取れていないため公開は避けますが、代表自ら迅速な対応で返信を頂きました。(前回雪姫のパーツ見積もりをお願いした時も非常に迅速でした)

メールの内容としては「前年とは仕様が変わりまして66cmとなりました」との事です。

で私の本心は「あっさり変わるなぁ??写真も同じだしうーん??判断難し!」とまだまだ疑い深く考えておりまして「では製造メーカを探して同じモデルがあるか調べよう!」
さてさて結果は申しますと
「新型、9馬力、66cmモデルのKC926MT」が存在しました。
ダイレクトリンクは避けますが仕様は以下の通り

Model:KC926MT
Start Mode:electic start
Engine:LONCIN snow engine
Displacement:252cc
Transmission Type:friction disc
Speeds:6 Forward, 2 Reverse
Clearing width:26inch / 663mm
Intake height:510mm
Throwing distance:≤15m
Type of Wheels:rubber track
Differential system:YES
One hand operation:YES
Heated hand grip:YES
Headlight:LED
Chute control:hand grip on panel
Chute material:metal

間違えありません。ドリームリンク様、疑ってすみませんでした。
あとスターターは100Vを接続するタイプな気がします。



66cmの除雪幅って私的にはベストだと思います。雪姫は56cm、76cm、86cmの3択、両方使った感想は56はちと狭くて76は少し大きすぎ??って印象です。ガーデンプロはもともと76cmと86cmと大型だったので躊躇される方も居たと思います。
66cmはジャストじゃないでしょうか??

日本製除雪機はは大抵型番でもわかる通り55cm、60cm、70cmあたりが家庭用でよくあるサイズです。(655:6馬力55㎝、760:7馬力60㎝、970:9馬力70㎝)

コンパクトなガーデンプロ!金銭的都合がつけば次はこれです!!




2015/12/13

ヤフオクの動向(ガーデンプロ主体の情報です)

ガーデンプロ除雪機情報から始めます。

 今年もも除雪機が熱いシーズンの突入です。ヤフオクを見る限りは「雪姫系減ったかな??」その分GardenPro除雪機の取り扱いが増えています。なんとあの中国系除雪機の雄ハイガー産業さんが低価格帯でガーデンプロ除雪機の取り扱いを開始したようです。(それでも16万とかですが)
いきなり続ガーデンプロ特集ではないですがざっと取り扱いを確認しましょう。
今回もまた写真を勝手に使わさせていただきました。少しでも販売促進になるよう各社リンクを張りましたのでご勘弁ください。





毎年出品されている方?(業者さんかな?)11,13馬力、唯一電動シュータ版の取り扱いがあります。価格も低め設定です。



今年度初めて見掛る業者さん 鉄キャタ仕様なるものを挙げております。76cm302ccロンシンスノーエンジン


去年から出品されていた方です。こちらゾンシェン354ccと大き目です。除雪幅の85cmと広めなので76cm希望の方は気を付けましょう。


こちらも昨年からの取り扱いのドリームリンクさんのはずですが工具市場さん となっております。
クローラタイプのガーデンプロ系では一番小さいエンジン252cc搭載です。除雪幅が66cmとなっていますが本当か?ガーデンプロ系で66cmモデルがあるとすればそれはそれで貴重です。
※この写真は去年のもので今年のは以下のように

さて真相はいかに??


そして今年度より取り扱い開始のハイガーさんのガーデンプロ除雪機、前年度までは以下のような


大型タイプしか無かったのですが価格設定も抑えて登場、ゾンシェン357㏄で除雪幅76cmです。


このように例年に比べ2社取り扱いが増えにぎやかな状況です。購入を検討される際は、除雪幅を確認した方が確実です。下手したら3種類あります。
是非ともこのガーデンプロシリーズ使ってみたいんですけどねぇ・・・雪姫との差が明確なのか?憶測では良いとは思うのですが経験がありませんので(笑)
ちなみにこれ国内の実店舗(ヤマハ系)で見かけました。28万とか書いてたような・・・・

さて!以下にガーデンプロ以外の製品を確認しましょう。




明らかな雪姫系除雪機、販売店はいくつかあります。ここで挙げた懸念はクリアされたかな?中国系は結構年度で小規模変更されることもありますので、もしかしたら改善されている可能性もあります。ただし販売店に部品供給が可能かは必ず問い合わせしましょう。

販売店リンク1
販売店リンク2

ちなみにタイヤタイプもたくさん出品があります。価格はおおむね10万以内です。ちなみにガーデンプロ系もあります。


あまり範疇を広げると大変なのでさらりと書きますが今年はシングルステージ機が若干多いです。価格は6万~17万程度と差があります。自走するならシングルステージ機も楽しそうです。

さて今日はこの辺で~





シーズン始まり!まずはおさらい

前シーズンは余りにも雪解けが早く、確か最終書き込み以降除雪機の出番はなかったような?
でもあっという間にまた冬がやってきましたね!今年はちゃんと動いてくれるかしら?

この冬になるまで幾つかメンテナンスを行いました。

・クローラの誘導輪の突起を削りました。
 →山梨県KEN様よりアドバイスを頂き実践しました。これはクローラが切れた際に走行負荷の要因となっているのでは?との事、さっそく実践させていただきました。
また、クローラは以前ジャンク予備品で購入してたものを流用です。



・エンジン部、燃料タンクとキャブレターをつなぐゴムホースを交換
 →あれ?燃料入れてたはずなのに??おかしいな?と思って給油したらあれれダダ漏れ(笑)これは換装用エンジンのホースが最初から傷んでいた為自分で交換、その際ホースに傷をつけていたのが原因だったようです。

・オーガーミッションにグリス注入
 →ホームセンターで小さ目のグリスポンプとフレキシブルなホースを購入、無事注入することができました。

・定期的なエンジン始動
 →相変わらず1発始動です。耐久性は未知数ですがロンシンエンジンに関しては始動性が悪いことはありません。

続々登場するGardenPro除雪機が気になりながらも今シーズンも頑張ってもらいましょう。



2015/02/07

続 投雪距離の延長(とりあえず成功?)

ここ最近の札幌はあまり雪も降らず天気も良かったりで絶好の整備日和だったり、しかしながら前回の失敗編から若干体調を崩してしまい暫く寝込んでしまっている状態でした。

今回は前回の3.5インチプーリーが大きすぎた為3インチプーリーを調達しました。(テンションプーリーの稼動範囲を狭く等アドバイスも頂きましたが調整がナカナカ難しい・・・)
元が2.75インチだった為実はあまり回転数向上は期待できないのですが・・・

インペラ回転数は
ノーマル2.75インチは1285RPM、今回は3インチなので1400RPMなので気持ち程度でしょうか?
上の写真は既存のSA34のVベルトをつけた状態、これじゃぴったりすぎてダメでした。

て事で近くのジョイフルAKにてSA-35ベルトを調達、バッチリでございます。
ちなみにプーリーを変えたことによって走行側のタイミングベルトとの隙間が生じますので適当なガスケットを詰め物にしています。
※補足ですが、プーリーもVベルトもスーパービバホームが一番安いです。


最後にベルトの外れ止めを調整、これをやっておかないとベルトが遊んだ際負荷になるようでベルトが跳ねるような音が出ます。上手くあわせればバタつく様な音は出なくなります。


さて試運転と行きたいのですが雪がないので・・・・粗目の崩した雪ではやったのですが正直良く判りませんでした。インペラ回転数1割増し程度ですから気持ちだと思います(笑)
まぁでもやってやったで満足です。

後はフリクションディスクとゴムの当たり調整を行いましたので少し走行に力が出るようになりました。





2015/02/02

投雪距離の延長(失敗編)

皆様の除雪ライフはいかがでしょう?2月ですこれから本番??

さて飛ばないと言われる雪姫ですが、北海道では雪質に恵まれてか良い時は7m位は飛びます。ただしこれは56cmオーガユニット装備時の話で現行71cmに換装してからはそこまで飛ばなくなってしまいました。

色々ネット上の見解を見るとオーガインペラの回転数が全てとの記載を見つけまして、馬力ではなく回転数だと。回転数を上げるという事はトルクが落ちるし結果大きいエンジンをと言う結果が見えていますがここは実験やってみました。

エンジン回転数が最大3600rpmとして現行は1285rpmこいつを1652rpmまであげてみましょう。
ちなみに3.5インチ、A型、軸計19mmと言うプーリーがあったので購入

一見きっちり付いたように見えたんですけどね。ちなみに元々はSA-34のVベルトでした。
プーリー変更に伴いSA-36に変更。

結果ですが、Vベルトが直ぐに切れてしまいます。写真のプーリー下のテンショナーって言うのかな?オーガを駆動させる際にこれがプーリー側によってベルトを張って駆動させる仕組みなのですがこれがプーリーと干渉するんです。何かここで負荷が発生して直ぐベルトが切れてしまいます。
要はプーリーが大きすぎました(笑)

ちなみに数分は稼動できまして、インペラが明らかに早くこれは飛ぶぞ!と言う風切音がしました。
エンジン側プーリーは3インチが限界のようです。

おつかれさまでした~。







2015/01/11

New雪姫(改装版)クローラ補修

連投です。やっとの事でクローラの補修が完了しました。

いつだったか大雪降る中除雪中にいきなり切断、すぐに繋ぐ手段が無かったので雪に埋もれる予備機から2時間かけてクローラを掘り出しましたっけ。
調子よく動いていたのですが既設と予備品、微妙にクローラのパターンが違いましてそれに伴い外径も変わってきます(内径は同じ)既設品のが外径が少し大きいので走行が少し斜めに走るんですよね。さっさと元に戻さないと駆動系の負荷にもなるなぁと。

後によくよく確認しますと帯状のシート?ワイヤー?にゴムが被るって溶け込むような構造なのですが一部溶け込んでない付着しないゴム(バリ)がありましてその部分で切断してました。(表現難しいなぁ)

補修は本格的な業者様だとゴムを溶かしてどうこうと完全に一体になるようなものですが、DIYレベルだと針金で繋ぐとかそんな感じです。
少しは持たせたいなぁと考えて以下のような構造にしました。

・切断したクローラ同士を1mm厚のゴムシートで両面を接着(定番G17を使います)
・4mmのロープ(耐磨耗、耐水、耐紫外線、強度に優れたもの)でクローラ同士を繋ぐ

結果以下のようになりました。
接地面側


内側(スプロケット側)

6本なので耐引張り600kgf??いやいや無理です。穴あけした部分から裂けるか、ロープとスプロケットの接触で磨耗して切れるか?どちらかです。

今シーズンは持って欲しいなぁ・・・(無理か?)





New雪姫(改装版)スクレーパ改善

札幌今年は結構降りますね。暖かくとけるので堆積場は圧迫しないのですが日々の除雪が雪が重く結構なものです。

以前お伝えしたオーガー71cm化の負荷なのか直進性、走破性の低下を指摘しました、雪に引っかかるんですよね。スキッドを高くしたりもしたのですが無理(多分雪にオーガーにかからない雪が多くなり逆効果?)そうなるとスクレーパは?と目を向けると2mmくらいの鉄板が地面に向かって斜め下に出ています。(これ刺さって負荷になりダメなんでない??)

参考例として以下の写真を


これ以前使ってたシングルステージの手押し除雪機ですがスクレーパは地面に対して水平になってます。(これが外れて斜め下になったときはおかしいな?と判るくらい雪に引っかかりました)

そして優秀なる国産メーカーは?

まずはホンダ様(写真掲載ご勘弁ください)ほらね、地面に対して水平


ヤマハ様(こちらも写真掲載ご勘弁ください)ギザギザにして接地抵抗少なくしてるのかな?て

ではそれらを参考にして
ギザギザは無理なんで削ります(笑)ホームセンターで2800円程度でサンダー購入~。


削りは正直得意!接地面に対して水平なはず。


若干てか結構変わりましたよ。変に食ってかないので良くなりました。おつかれさま。

2015/01/04

雪姫系除雪機の課題(2シーズン使用しての感想とネット上の評価)


今年もよろしくお願いします。当ブログもアクセス数6000件を超えました。円安とは言え国産の1/3程度の値段で買える除雪機は十分魅力と言う事でしょうか?

最近は販売に関するネタが多く、雪姫自体に関するネタが少なかったですね!除雪幅71cmに改装して問題も出ましたし一度ここでまとめて行きます。

既知の問題点(ネット上やリアルで囁かれた様々な問題)
・走行不能(大抵はフリクションディスクのゴムが外れる、もしくは安全ピンが飛ぶ)
・ワイヤー緩み(各クラッチ)
・ゴム系部品の劣化
・燃料漏れ(私が遭遇したのは燃料タンクからキャブをつなぐゴムホース)
・走行性能(除雪幅71cm所有者より)
・投雪性能(低馬力品所有者より)
・キャタピラ切断(先日遭遇)

評価すべき点
・圧倒的な価格
・共通パーツが多く換装しやすい
・マイナートラブルの為、ユーザーで何とか修理できる





ざっとこんな感じです。トラブルだらけじゃん!と思うでしょうが評価すべき点でも挙げたように各機構が単純なので予備品さえあれば何とかなります。(要工具を扱える方)

さて上記内容から各機能、部品の問題点を挙げていきます。

エンジン
 搭載されているロンシンエンジンに関しては、燃料漏れを経験した程度で特に問題があるような感じはありません。私自身は低馬力な通常仕様のG200F、スノーエンジンと称するLC170FDS(175かも?)2種類を使いましたが共に始動性は抜群です。仕様に対する馬力の有り無しは正直他の経験が無いので何とも言えなく、また騒音はLCで始まる名称スノーエンジンの方が若干静かです。
LCシリーズは今シーズンから使い始めましたが最初は力不足?と思いましたが最近力を感じるようになりました(慣らし済んで馬力でた?気のせいって言われそうw)




シャーシ(車体)
 このシャーシは雪姫系と呼ばれる物、馬力に関係なく全共通(マイナー前後でフリクションディスクゴムの形状が違います)です。オーガーをつなぐプーリーは9馬力以上は2本掛けとなってます。
私の話になりますが、夏に13馬力雪姫のシャーシを譲って頂いた方が話していた「走行弱いんだよね」って話をされていたのですが71cmオーガーに換装して実感する事となりました。

56cm→71cmオーガーに換装した結果

・走破性能の低下(雪につっかかるようになりました)
・直進安定性の低下(オーガーの受ける範囲で雪の柔らかい側に車体が逃げる)
・走行系の負荷が増大しました。(ベアリング破損)
・クローラ切断(これは56cm版でも何れ起こる現象だったはず)

 当然の話ですよね、雪に当たる面が増えるのにクローラ幅も長さも変わらないですし。
これ負荷がかかって車体が進まなくなった時ですがクローラが雪の上で滑るようなら良いのですが、クローラも止まってるならフリクションディスクとゴムの間で滑っていますのでクラッチは即離す事をお勧めします。
ちなみにフリクションディスクのゴムはメクレ外れ対策として接着をしております。先日も開放点検を行いましたが減りは少なく2シーズン目も無事過ごせそうです。

正直56cm版の走破性はナカナカでしたから雪に対する突っ込みは71cm版でしたら多少大人しくする必要があります。(無論新雪をやるなら71cmでも問題無しです)

あとクローラ切断が先日経験しました、これは正直参りましたが予備品のお陰で2時間で復旧となりました。


 2枚目の写真、これマイナー前後でのクローラの違いです。右側中央に四角のブロックのある方が旧型、クローラの溝は新型の方が深く、また写真では見えないですが走行輪の外れ止めとなる部分の突起も新型の方が高く外れにくくなっております。

オーガー(投雪部分)
 この雪姫系のオーガーですが雪姫では無い黄色の除雪機はウォームホイールが削れる話をネット上で幾つか見られましたが雪姫系に関してウォームがイカれた話は聞きません。私自身56cmオーガーのオーガミッションを開放して確認しましたが削れも無く良好そのものでした。(1シーズン使用のみですが)三一通商様の除雪機で見られる硬いウォームと同様の品でしょうか?
投雪に関しては誉められた物ではありません。当方低馬力品の経験上56cm幅オーガーで最大7m程度です。10馬力を超えるタイプはソコソコ飛ぶとの情報もありますが、ハイガーさんの黄色の除雪機の話かもしれません。

 ちなみに71cmタイプにしたデメリットは車体の項目で紹介しましたがメリットは当然の事ながら除雪幅の向上ですが車体とのバランスを考えると56cmに戻そうか?と考える場面も結構あります。


 71cmオーガー
 56cmオーガー
56cmオーガーミッション

ちょっとまとまり悪いですが2シーズン目使用中の参考意見としてあげました。
 ちなみに私のような簡単な機械物をメンテ含めて技術の習得をしたいと思われる奇特な方にはお勧め、程よくトラブルが出ますので(笑)欲を言えばガレージがあって整備がしやすい環境の方がお勧めです(私のような氷点下の夜空の中色々整備させられる羽目になりますので)

それでは後2ヶ月、良い除雪生活を~。