ラベル Je-765H の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Je-765H の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022/02/19

2022 中古でも使える安い除雪機が欲しい!そんな貴方のガイドライン

 「住宅街で使用するレベルの除雪機がターゲットとなります」こちらの過去記事と合わせてお読みください。

2022年の札幌の大雪、これで除雪機が欲しい!と思った方は数多くいらっしゃると思います。しかしながら市街地、住宅街での除雪機運用は場所や環境を結構選ぶのも事実です。

本当に除雪機の所持が可能か、有益な運用が出来るかを様々なシーンを考慮しつつ考えていきましょう。

お断り・・・ブログ中の写真はメーカー様や当時の販売店様の写真を使わせて貰っています。

まず除雪機で出来る事は
 ・雪を飛ばせる
 ・雪を圧縮して体積を減らせる
→除雪機はあくまでも雪の移動が出来るだけです。雪そのものを無くす事は出来ない。
上記内容から考えると雪を置く場所が必要になりますが以下の環境なら除雪機を持つべきです。
・自宅の敷地に十分雪を置くことが出来る(排雪も行っているならなお良しです)
・家の向かいが公園、もしくは空き地で雪を堆積する事が許可されている
→札幌市の場合、公園への雪捨ては町内会と札幌市で覚書を交わす必要があります。
→空き地ならば地権者の許可を貰いましょう


こんな場合は注意です。
・近隣に生活スタイルが違う人がいる(昼間寝ている等、エンジン音で苦情が出る場合も)
・なんでも文句を言ってくるめんどくさい隣人が居る(除雪機は高価と思われがちなので嫉妬の元になる可能性も...)

上記条件をクリア出来たら後は自分の心構え
・あまりにも早朝だったり夜だったりなら運用を控える
・防災インフラ(消火栓等)が近くにあって除雪機が使えそうなら自ら除雪する
・大雪な時なんかは近隣の雪も飛ばして地域との関わりを重視する

正直、自分の場合は除雪時間は早くなってません、それでも楽だし時として喜ばれるのでやってます。

ここまで来てやっと選定です。さぁどおしよう?

・電動除雪機(ACでもバッテリでも)
→自走はせず自分で押した部分の雪が飛んでくれます。
→北海道のような軽い新雪を真っすぐ飛ばすだけなら有用(10m以内、シューターは横に向くけどぶっちゃけ飛ばない)
→1度飛ばして締め固めた雪を飛ばすのはキツイ
→とにかく安い新品でも3万以下で買えたり、中古なら1万円台も?
(実際に使った経験を基にした感想です)


・シングルステージエンジン除雪機
全面のフィン(硬質ゴム製等)を回転させ雪を跳ね上げシューターから飛ばす仕組み。
→除雪車が除けていったような氷塊含むものは苦手
→やはりこれも真っすぐ飛ばすのが得意
→電動除雪機のように自分が押した部分の雪を飛ばすものが基本(最近は自走タイプのある)
→電動に比べると力はあるけど、やっぱ横に飛ばすのは苦手みたい
→新品でも20万以下と安い、中古ならもっと安い3万とかでもあったり
(電動除雪機を使った感想からの憶測含む感想)

・2ステージ除雪機
普通によく見かけるクローラ(キャタピラ)がついている除雪機、自走出来て全面の回転する刃(オーガー)で雪を掻き込み奥のインペラで雪を跳ね上げ飛ばすタイプの除雪機、例外として自走できないヤマハゆっきいがある。
→エンジン馬力と除雪幅で様々なラインナップがある。
→自走タイプであれば重量は軽くても80kg以上
→5年くらい前は海外製等ラインナップが豊富でしたが今はほとんど国産機のみとなりました。
→住宅街で使用するレベルのものだと新品で25~40万、中古市場では10~20万程度、ここでは後者に絞り話を進めます。

これを見ている時点で予算が限られた中での選定需要ってものを理解しております。さぁ話進めましょう。

中古機をどこで買うかって問題ですが、やはり安心なのは除雪機整備などを行っているショップの整備済み品です。
特に除雪機の整備なんて絶対自分じゃ無理って方はここが最低ラインです。ただしやっぱ結構高い・・でもしゃあないです。

では更に安く行きましょうって事になるとヤフーオークションあたりで買ってくる事になります。
ここ最近の落札履歴を眺めていたのですが、まぁひどいのがたくさん・・・(自分もひどいの掴んだ口ですがw)

とりあえず外すべきやつ・・・(個人的主観に基づきます)

・オーガーの刃が減りまくってるもの
  →アスファルトやコンクリに当てまくって雑な使い方をしています。当然軸受けやベルトに負荷かかりまくりです

・オーガーとそのハウジングが同じ色に塗られてて、整備済み品とかうたってるもの
  →同じく雑、ちゃんと軸受け点検したりしてるならオーガー外しますし別々で塗りますから(元々の製品が同色ならば問題なし)

・異常なくらい錆びているもの
  →写真じゃ判らなくてもやっぱ穴空いてます。自分は燃料タンク、オーガーハウジング交換しました

我がYS870ですが、キャブに燃料を吹き付けてる間はエンジンがかかっていますとのコメントでした。キャブ清掃して、あと塗装すれば行けるだろ?オーガーは削れてないから全然使わなかった長期雨ざらし品だろうと判断して9万程で落札しましたが...
燃料タンクの大穴(補修して使ってましたが最終的に新品に換装)オーガーケースは路面と接するスクレーパーの取り付け部分が腐食大で、こちらも中古品がちょうどあったので落札、他キャブレター中古購入、新品パーツ等購入と手が掛かりました。


中古市場の傾向
・やっぱホンダは高い、同クラスのヤマハの方が安い。マイナーな三菱とかもっと安い
・ヤンマーはマイナーですが使った感じはとても良い
・引き取り限定品(配送は自分で手配するか軽トラ借りて自分で取りに行く)は安い
・国産HST機でも上手く行けば10万程度で入手可能
・国産のフリクションディスク機は安価に入手可能(小型なものなら10万以下が相場です)
  →これは注意してほしいのですが整備済み品が20万近くで取引されててゾッとした(さすがに高いですHST機買えます)
  →ホンダならHS二桁機、ヤマハならYSM、YT875前期品
  →見分け方、操作パネルの走行部分表示が段数表記1~5とか書いてるもの
  →中国製はほぼフリクションディスクタイプですがハイガーさんなら部品入手可能です
  →国産のものでもパーツは手に入るようですがラストバイ的な噂もあるので注意

除雪機のクラスは除雪幅とエンジン馬力で分けられます。
 →1度にどれだけの幅を除雪出来るか、狭ければ回数が多くなる、広すぎると取り回しが効かないと言った感じですがざっとこんな感じで中古で買えるであろう価格帯のものを記載しました。
40cm ヤマハゆっきい
55cm ホンダHS655
60cm ホンダHS660、760、ヤマハYT660
65cm ヤンマーJe765
70cm ホンダHS970、ヤマハYS870、1070、ヤンマーJe871

 →除雪機の型番は概ね3桁であれば先頭1桁目が馬力、次の2,3桁が除雪幅になります。
60cmモデルは6馬力もしくは7馬力って事が判ります。最近はヤマハで860と言うモデルも存在します。東北、北陸のベタ雪をターゲットにしたものと考えられます。

近年のモデルだと除雪幅70cmを超えるモデルから旋回時の補助装置があり女性でも楽々取り回しが出来る等便利機能はあります。ただし中古で購入するようなモデルだとそこまでの配慮が無いものの多く大きいものは取り回しが大変と覚えてください。
個人的な感想ですが女性なら65cmクラスまでに抑えた方がよいと感じます。

当ブログの発端である中国製除雪機について
・新品の販売はホームセンター等での一括仕入れ品(先日お伝えしたこのモデルとか
・昔は輸入商材屋が多く仕入れ良くも悪くも活気がありましたが今現在はほぼ姿を消しています。
・ヤフオクの中古品でも程度いいやつあるけど?
 →パーツの入手は自力でebay、aliExpress、アリババ等で調達する自信がある方
 →ハイガーさんが扱った事のある製品であれば現在でも国内入手可能と思われます
 →たまに70㎝クラスのノーブランド機が10万オーバーで取引されていますが、いやちょっとマテって感想です。

ではでは除雪幅クラス別にご紹介
・55cmクラス
新品25万~、中古は10万以内が目標、程度良くて12万とか?逆に弾が少なく価格変動差は少ない?
ホンダHS655、HS555、ヤンマーJe-655等
コンパクトで取り回しは良いものだと思われます
→新雪をマメに除雪するならアリだと思います。
→とにかくコンパクトさと取り扱い重視です

・60cm~65cmクラス
新品30万~、中古は10万以下(古い、要整備品、何らかの問題を抱えてる)12万~16万(そのまま使える物も多い)16万以上(程度良いもの、時には怪しいものも)
ヤマハYT660、ホンダHS660,HS760、ヤンマーJe765等
住宅街で一番多く使われているタイプ
→取り回し易さと除雪力のバランス
→YT660の初期版は安い、ただしベタ雪はちょっとキツいイメージ(近隣のエンジン音から推測、無論速度を落とせば大丈夫かも)
→HS660も中古市場は多くあるが古いので程度には注意
→ヤンマーje765は使ってました。扱いやすくて良かったです(中国製、YS870を使った感想から)

・70cmクラス
新品40万弱から、中古は12万以下(古い、要整備品、何らかの問題を抱えてる)15万程度(そのまま使える物が出てくる)15万以上20万くらいまで(割と程度良いものも混ざってくる)
ホンダHS870,970、ヤマハYT970,YT1070,YS870,YS1070、ヤンマーJe871等
→安心の除雪力、ちょっと取り回しがきつくなってくる
→8馬力モデルは雪質によってはちょっとツラいシーンも
→HS870はちょっと古い、YT970は意外に安い
→ヤマハのS型番は防音型で静か、やっぱ人気あるのか高い


これらクラスの中では同一メーカーの馬力が多い方が新しく、他に60cm~70cmクラスはシュータの旋回が手動(くるくるハンドル)と自動(電動)がある。
→ヤマハは左右電動、上下はレバー手動の方式、ホンダは全部手動か全部スティック動作の電動かで値段差が出る
→シューター先端の折れ込みが1アクションの上下かヒンジを一つ追加しさらに折れ込むような2段シュータかで値段に差が出ます


最後に
 5年前の記事がそのまま通用してしまうくらい進歩が少ない(細かな進歩、使いやすは当然あります)のですが、値段はむしろ新品は変わらず中古市場は今の方が高いかもしれません。また値付けがホント個人的主観のものが多く、え?これで10万超えかよっ!ってものもよくあったりします。ここで表した値段はあくまでも目安に過ぎませんが、きっちり20万以上出す気があるなら最初から新品がよいのかも?と思ったり。また、バイクいじり等スキルがある場合は安い個体買ってきてもなんとかなってしまう部分もあります。自分の今シーズンから導入したYS870は、燃料タンク腐食大、オーガーケース腐食大で結局換装しております。9万で買ったものですが結果15万くらいになってしまったって事例も経験しましたので、やっぱそこそこの物が良いのかなぁと。
とは言え使用環境さえ揃ってしまえば、辛く面倒な除雪作業が一転楽しいものに変わってしまうのは事実です。
これを見て買おうと思われた方々、良い物に当たりますように、また事故の無い素敵な除雪機ライフをお楽しみください。

2022/01/14

ヤマハYS870とヤンマーJe-765Hの比較

 去年の春に手放したヤンマーJe-765H、この大雪できっと今頃大活躍していることでしょう。元々エンジン不調と記載されたものをオークションで7万程度と安価に仕入れ、キャブレターを数回掃除したら絶好調になってしまったという物。

ぶっちゃっけ不満なんて無かったのですが、どーしてもヤマハの防音型を使いたかったと言う理由で手放してしまいました。

除雪幅は65cmの7馬力、ヤンマーの現行機種はヤマハエンジンを使ってますがこれはヤンマーGA210という210ccのエンジンでした。

ホンダで言うHS760、ヤマハで言うYT660に近いクラスの除雪機でした。

そして前年、ボロボロだけどオーガーだけは減ってないと言う不動機、ヤマハYS870を9万で入手、こちらは除雪幅70cm、エンジンはヤマハMZ250、8馬力エンジンを搭載したもの。
現行機種はYSF1070とエンジンが10馬力にアップデートされたものとなっています。
オーガーケース交換、外装腐食部パテ盛り、塗装、油脂交換は業者さんに依頼し、自分はキャブレター部品交換、清掃整備とかなり手を入れやっと信頼できる部分まで使用可能となりました。

でこの度の大雪でかなり使い込んだので忘れないうちに比較をやっておこうと思った次第です。
エンジン:YS870のMZ250の始動性は抜群です。オートチョーク、オートアクセル?で燃料コックを開いてセルを回すだけです。
ヤンマーも十分始動するのですが、チョークをパカパカするとかかりやすかったり少し癖がありました。
パワー自体はやはり210ccと250ccですからヤマハが強いです。エンジンとしての粘り?は同じ感じかも?
あ!やはりヤマハ防音型は圧倒的に静かです。

投雪距離:やはりヤマハの方がよく飛びます。白い板付きのジェットシューターでは無いもの充分です。ここ最近のベタ雪でも詰まらずやってくれます。ただこの辺はエンジンパワーに依存する部分なのでヤンマーでも同クラスのJe-871辺りだと同様の結果じゃないかなと思う次第です。

走行:ヤマハはHSTの遊びが少なく中立でも微妙に動くのがいやらしいです。これはヤンマーの方がいい感じ。速度はどちらも同様、雪面での食いつきもまぁ変わらないかなぁ?

操作性:ちょっと小さいヤンマーがやはり取り扱いしやすいです。ヤマハはハンドルが下付きで慣れるまで低いなぁって思いつつでした。実はサイドクラッチ付きの中国製雪姫の方が取り扱いはこの2機種より上です。

総合:やっぱクラスアップした恩恵はこの重たい雪で如何なく発揮されています。それでも70cm幅の現行機がホンダ9馬力、ヤマハ10馬力という状況を見ると8馬力のYS870は結構しんどい部分があるのも確かです。それでも65cm幅とは言えヤンマーも充分だったかなぁ?運用変えればどちらも難なくこなせる性能です。
あ!それでも単品のパーツの入手性はモノタロウで買えちゃうヤマハはいい感じです。ヤンマーも営業所行けば変えますがこの辺はネットで行けるヤマハが↑です。
後、やはり防音型は静かです。うちのYS870実は底板に腐食で穴があるそうで運用に支障が無いため放置してますがここから漏れてるとは言えそれでも静かです。
穴塞いで、外板にスポンジ貼ったりしたら更に静音な予感です。

2021/03/09

4年ぶりの投稿、中古除雪機更新しました。


中国製除雪機の紹介サイトとして始めたこのブログですが、最後の4年前くらいが販売の終盤だったのでしょうか? 
いつしかガーデンプロ除雪機の国内新品の取扱も無くなりすっかり寂しくなりました。

オークションでは雪姫系を偶に見かける程度となり当時の盛り上がりが幻のように思えたりもします。
当ブログも管理人が不調品だったヤンマーJe-765Hを入手し中古除雪機カテゴリに足を踏み入れたものの、雪姫に比べ何よりHSTの無段階変速で取扱が容易、トラブルは全くなく軽快そのものな除雪機でネタが無いのが正直なところとなっておりました。

ところが最近のオークションを眺めていると当時から中古除雪機憧れのヤマハys870がかなり値落ちしている例が見受けられ、これはもしや?とキャブ不調品ならまた安く出るかも?と水面下で計画を練っておりました。

そうしているうちに札幌近郊で出ました「キャブに燃料を吹きかけている間はエンジンが回ります」他基本的な動作は行けそうですと、典型的なキャブ詰まり症状なys870、5万スタートで始まりました。

塗装劣化、外装錆、ただしオーガーの減りは少なくクローラもそれ程劣化してない。稼働は少ないけど屋外放置品?悪くないかも?と入札スタート

自分が思うくらいなので他も同様の考えか意外に値段は上がり9万前半、腐ってもヤマハ静音型除雪機、無理した感はありましたが落札となりました。

無事不動のまま配送もされ、さてキャブ掃除して復活!と思いきやそうは簡単にいかなかった・・・



燃料タンクに大穴!!!
これは想定外です。燃料タンクの下半分は防音の外装の為直視できず、出品者は知らずか確信犯かはわかりませんが記載は全くなし、正直これはかなり痺れました。
やはり現物は確認すべきですねぇ・・・

ちなみに今確認しましたがパーツで1万しないんですねぇ中古の出物探そうと思ってましたが新品でいいかもです。

とりあえず燃料タンク補修します!
燃料タンクの補修は以下のような手段があるようで
・鉄板溶接
・鉄板ロウ付け
・ケミカル補修(パテ)
溶接機なんて無い、ロウ付けするようなビッグなハンダごても無く、安易なケミカルに走ります。


安易なケミカルと言っても、実際は結構イケてるらしく、バイクの燃料タンクの緊急補修では定番のアイテムだとか?
自分はマジックスチールってのを使いましたがクイックスチールの方がメジャーのようです。
何れも耐熱260℃の金属配合のエポキシパテ、信頼のmade in USAです。
よく海外では飛行機の補修にテープ貼ったりやってて日本人は大丈夫かよ!!って思うようですが、テープも接着剤の海外物の方が遥かに強力だったりです。
さて肝心の補修ですが、叩いて錆の塊を落としベビーサンダーつかって地金をきっちり出します。本当は更に荒いペーパー掛ければ良いのでしょうがそこまではやらず。
マフラー補修用のアルミメッシュシートも使います。





パテは5分で硬化開始するので手早くです。穴の周りにひも状に伸ばしたパテを貼り付け、メッシュシートを押し当て、さらにその上からパテを盛ります。
写真は1回目、パテが足らずメッシュが見えてます。この後さらにもう一度盛りました。





無事パテ盛完了、サーフェイサー塗って、タンク上だけヤマハの補修用スプレーで塗装しました。
あとは水張って漏れ確認、タンクの中のさび落としです。
ここは強力なサンポール作戦、6.7Lのタンクに1.5Lのサンポールを突っ込み、お湯で希釈、3時間放置の後、マジックリンで洗浄(酸を落とす為)あとは錆が落ちてこなくなるまで水ですすぎます。ある程度乾かして呉556をタンク内面に吹かす(666が良いようです)
これで燃料タンク補修は完了。とりあえず燃料1/3くらい入れてますが今日は漏れはないみたい?






燃料タンクの補修と並行してキャブレターの清掃も行います。
また今回もここの説明に助けられます。

初回メインジェット、ニードルバルブあたりを清掃(パイロットジェットをすっかり忘れてた)ニードルバルブのゴムパッキンが割れちゃったので燃料があふれてきますが燃料コックを素早く閉にすれば大丈夫w
エンジンは掛かるがパワーなくハンチング気味、雪もそんなに飛ばない。

今回0.28mm #30ってステンレス針金を使いましたがとてもいい感じです。キャブレタークリーナ吹きつつ、針金で穴という穴を全部通していきました。











2回目、パイロットジェットを清掃、エンジンもセル一発で始動、ハンチングも無くなりパワーもありエンジンは完全状態になったようです。
あえて言うならys870はスロットル固定なので常に全開です。
ys870J仕様のスロットルを後付けするのがよさそうです。



とりあえず燃料タンクとキャブレター清掃、シューターの固着を取り除いたくらいですが、無事除雪は可能状態に!

どーもオーガーケースのスキッドあたりも穴ありそうですが、追々やっていきます。
塗装は暖かくなってから徐々にです。

そして本日、ヤンマー除雪機 Je-765Hは新しいオーナーの元に旅立っていきました。
軽整備しつつ状態も良好だったせいか買った時より随分良い値段になりました。

ys870はまだまだ手を入れないとイケませんが1クラス上の静音除雪機に持出無く更新出来たのはよかった(今のところです)

とりあえず久々のブログ更新は以上です。

2017/11/03

雪降る前の準備

今年も除雪機ブログはじめます。よろしくお願いします。
昨日アリババ、ヤフーオークション、楽天を確認しましたが目新しい情報は無いようです。

春先、夏、そして今、エンジンをかけて動作確認してます。毎回キャブの燃料が無くなるようにコック閉じでエンジンが止まるまで回していますが、今回は少し期間が長かったようでハンチング発生です。
写真が無くて申し訳ないのですが、キャブをばらして洗浄します。ジェット関係のみ外してパーツクリーナーで洗浄、購入時より症状は軽かったのでさらっとでしたが、見事復活です。このキャブ詰まりやすいのかな??
一方、中国製についてるロンシンエンジンですが、全く不調を見せず始動、ふけ上がりも良好、タフですね~。

ついでにNew雪姫も確認、駆動用の安全ボルト(過負荷が掛かると切れる為のもの?)を交換しました。
しかしながら、このチェーンの遊びが大きくなってます。走りはするのですがガタが大きい感じです。
ヤンマーを購入してから稼働は殆どしていないので、フリクションゴムはそのまま、まだ行けそうです。

2017/02/05

中国製除雪機「雪姫」と国産機「ヤンマーJe-765H」比較検討

やっぱやらないとダメですよね。中国製の雪姫と国産機(ヤンマーJe-765H)の比較。
国産機圧勝!!と思うでしょ?ところが中国製も頑張ってます。今まで散々冬空の中緊急メンテしたり、感情入るかしら??いえいえ建設的に進めますね!


仲良く並んだ2台の除雪機、これは1月に撮ったもの、20cm程度の雪だったでしょうか?天候も良かったので数か月ぶりに引き出した改良版雪姫、エンジン一発でかかりました。ロンシンエンジン、ナカナカやります。実はヤンマーGA210の方が始動に時間がかかったりします。
以下に両者の簡単なスペックを

・国産機(ヤンマーJeと呼びます)は210cc、公称7馬力、オーガー幅65cm、旋回電動の2段シューター、hst駆動

・中国製(雪姫よ呼びます)色々改装しており、242㏄、公称8馬力、オーガー幅76cm、手動シューター、フリクションディスク駆動



・まずクローラ、Jeの方が接地面積が大きいと思われます。車重はJeが上、走行性能はJeの方がトラクションがよくかかります。雪姫ももう少し車重があれば案外行けるのかもしれません。

・旋回性能は雪姫が上、サイドクラッチがあるので楽々です。中国製のクローラタイプは大抵旋回に対する何らかの補助機構があります。逆に国産は7馬力程度の機種はありません。

・走行速度は国産が上、ホント速い。あとhstとフリクションディスクの差、hstは無断変速の為、雪負荷に応じた速度変更が走行中に可能です。フリクションディスクは速度変更時に一時停止する必要があり、これは国産機でもフリクションタイプであれば同様です。

・走り出しはフリクションが安全、クラッチをつなぐ際ので半クラが可能、一方hst機は半クラがないので間違って最高速度にしたままクラッチをつなぐと飛び出る感じがJeでは感じられます。



・オーガーに関して、刃は雪姫の方がしっかりしてる。幅は雪姫76cm、Je65cm、オーガー刃がオーガーケースから前に出ているJeの方が雪への食いつきがいい。しかしオーガー刃がケースより前に出ている事で巻き込み事故は起こりやすい。

・メンテナンス性はオーガーケースが四角で刃が出ていない雪姫は直立が可能。しかしJeは直立させる必要があるのかは不明

・雪への食いつきはJeが上で閉め固まった雪でも掻き込んで進んでくれる。雪姫はスコップで締め固まった雪を崩す必要があった。




・シューター口の工夫、Jeは見にくいですが四角形状になっていて狭まっています。この辺の形状、工夫、ブロワからの投げ込み量などの設計で投雪距離が変わります。この辺はJeが上です。



他気づいた事
・Jeと言うか国産機は水平よりオーガーを下に向けれ削るような姿勢が出来る、雪姫は水平からちょっと上向きまで、オーガー上下は国産機が上、ただしここには無いガーデンプロは水平下の動作が可能です。

・機体としてのガタが雪姫は多く、エンジン始動時のビビリ音はJeが静か

今のところの評価
・国産機はさすが良く出来ていますが新品価格で考えると5倍以上の開き、ガーデンプロなら3倍、操作は国産機と言うかhst機の方が断然スピーディです。ただし早く出来る分、雪姫に慣れた私は少し驚くような急動作に見舞われる事が(慣れないせいもありますが)

・雪を削って飛ばすという動作は国産機が上、しかし雪姫でも手でやるに比べればよっぽど役に立ちます。

・走行速度はJe、旋回性は雪姫、移動に関する取扱いは雪姫が上(サイドクラッチの有無の差)

あとがき
・国産機vsガーデンプロだともうちょっと評価が変わりそうです。Jeは大変満足していますが、Jeにロンシンエンジン載せたり、やはりガーデンプロも使ってみたい。除雪が楽しみになる除雪機は国産であろうが中国製であろうが偉大です。でも使い方間違えると大変な事になります。

「人が近くに居たらオーガー停止」
「様子を見るときはエンジン停止」

これを守って楽しい除雪機ライフを~









2017/01/10

雪が降らない・・・

皆さま、遅ればせながら明けましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願いします。

我が札幌では12月クリスマス付近の大雪以来、除雪機が活躍するような降雪は殆どありません。なんでも青森も積雪が無いとか?どうなっているのでしょうか??

我がJe-765Hは数回出動をしましたが、まだその本領を発揮出来るような積雪がありません、数回やってみた感想としては

・よく飛ぶ
  →やはり計算された設計なのか、文句が出ません。
・投雪場所の細かい位置決めが可能
  →盛りたい所に素早く盛れる、ヤマハYT-660同様、旋回のみ電動です。
・走行が早い
  →国産機の速度の速さはYT-660でも経験しましたが慣れないくらい早く自分の足を踏みそうに。
・2段階除雪で締まった雪でも引っかかりにくい
  →国産機はオーガー刃がハウジングより前方に出ているためかな?

走行に関しては雪姫は
1.走行ギアをセット
2.走行クラッチを握り走行

Jeは以下の様に
1.ギアに相当する部分のニュートラルを確認
2.走行クラッチを握る
3.ギアを上げて速度を調節する。

JeはHSTな為、正確にはギアではありません。そして高速側にしたまま走行クラッチを握ると飛び出る感覚と言うか結構危ない。説明書はかならずニュートラルにして走行クラッチを握ってから速度調整しろと書いてあります、結果、停止時もクラッチを離すより速度調整レバーで止めようとするアクションになり反応が遅れるという・・・

フリクションディスクタイプは走行クラッチを握ったままの変速が出来ない為、この辺の慣れが必要ですね。

あとは・・・自転車置き場のカーテンを巻き込みました!危ない。
オーガーハウジングより刃が出ていない雪姫ではありえない事で、雪に引っかからない利点はありますが少し怖い経験もしました。

まだまだ慣れが必要ですね。