2021/12/25

YS870 結局、燃料タンク新調。

 こちら散々な状態から稼働状態まで持ってきたYS870、しょっぱなの20cm強と20cmの積雪を難なく除雪したのですが、どーもアイドリング不調、アフターファイヤー、始動直後は止まったりする、エンジン停止後のキャブからのオーバーフロー、燃料タンクからのガソリンにじみ等、不安定要素が取り除けません。

キャブの調整不足もさることながら、やっぱタンク内が汚い(錆だらけ)今日掃除して判ったのですがストレーナは凍った水分やらゴミやら一杯だったりタンクからキャブレターの通り道をとにかくキレイにしてやろうと画策しまして買い付けたものが続々と到着し換装作業を実施しました。

ピカピカの燃料タンク、写真載せ忘れましたが燃料ゲージも新調です。キャップを流用しゴムガスケットは新調です。
本当はキャブへ行くガソリンホースも新調予定だったのですがガワの太いチューブを誤発注という失態をやらかしましたw

燃料タンク内は呉666をサラッと吹いて、グリーススプレーを軽く燃料ゲージのシールに塗りはめ込みです。

色が違うのはご愛敬として、他ガソリンホース洗浄、ストレーナ清掃、燃料コックもパーツクリーナーを吹かし洗浄しまして、中古新調のキャブもきっちり洗浄しておいたものを取り付けました。
今回のキャブ、ニードル部分はキレイそうなので安心です。




組付けも完了して燃料を入れ始動、初回、アイドリング不定でエンジン停止等ありましたが、キャブのアイドルアジャストスクリューをちょっと左に45度程度回すとずいぶん快調に、オーガーを回す前も回して負荷をかけても問題なしとなりました。

ただし・・やっぱエンジン停止して燃料コックあけとくとキャブからガソリンが溢れます。

もう覚悟を決めてキャブレター内のニードルバルブ、フロート、ガスケットをモノタロウで追加発注です。そろそろ完了としたいですがどーなることやら??


2021/12/21

中国製格安除雪機動向~アウトレット??で49800円!

久々にヤフオク等眺めながら除雪機事情を探っておりました。
当ブログでも散々宣伝したガーデンプロ除雪機はすっかり姿を消し(アリババで製造メーカーまで追ったのですが製品紹介から消えてまして・・・)さみしい限りで、高馬力な雪姫が10万オーバーで売られていたり、いやはやなんとも言えない状況です。
そんな中の格安機の救世主かもしれないこれ!
コメリさんでなんと49,800円!これはなかなかしびれちゃいます。
でこの子は一体どこからの子?となるわけですが、過去にもこちらで紹介してました。
シンセイ除雪機 KSB-765Sとあります。除雪幅65cm幅の7馬力って事のようです。
日本のシンセイさん?が中国の製造元にオプション決めて一定数を仕入れたものと思われます。

エンジンはロンシンの除雪機用エンジンLC170FDS 212CCです。中国製エンジンで私も242cc版を数シーズン使いましたが始動は抜群ですし樹脂カバーのおかげかちょっと静かです。(ホンダ汎用エンジンのライセンス生産って噂も??それともコピー?)
始動はAC100Vを接続するバッテリーレスタイプ

走行はフリクションディスクタイプ、シューター旋回はハンドルくるくるで多分上下はシューター先端の取ってで動かすタイプです。(製造元の同シリーズは手元でシューター旋回、上下できるタイプもあります)

こちら今も細々と残る中国製除雪機で、発展型雪姫と行った感じになりそうです。
シャーシ走行部分は雪姫の部分が色濃く残り、オーガーの上昇はクローラ左のレバーでやるタイプ、上げはできますが水平よりオーガー下げが出来ません。
フリクションディスク部分の改良がきちんとされていれば、価格相当の働きはするはずです。
あとは部品がどこまで供給されるか??
最近、国産中古もずいぶん高くで驚きますし、値段考えたらありなのかも??

2021/12/19

思ったよりも手のかかる子

先日の大雪な除雪もこなし順調そうなYS870ですが前々回も書いた以下の通りで動くようにはなりました。
・燃料タンク補修
・キャブレター清掃
これでとりあえず動きはしたのですが、実はキャブはオーバーフローします。(清掃時ニードルバルブのシート側にくっついてたゴムに穴をあけてしまったのが原因っぽい)

とりあえずこの部分はコックを閉めれば良いとして(良くないw)いろいろ諸症状がありまして結局キャブは中古を購入に至りました。

他、実は中古のオーガーケースを別途購入して業者整備時に交換(写真のこれ、スクレーパ辺りがかなり腐食しておりまして...)してもらっています。

今回の除雪で以下の症状がありまして...
・アフターファイヤ(パン!パン!とマフラーからファイヤーする)
・ハンチング
・燃料タンクからガソリン漏れ(補修してだいぶ良くはなったけど)
・無負荷時のハンチングでオーガー回し負荷をかけると快調
・逆に無負荷時快調で負荷かけたら止まりそうになる
どーもやっぱり不安定さを感じます。そしてこれら症状に対しての懸念は
・燃料タンク内の錆(かなりキレイにしたつもりだけど錆残ってる?)
・キャブレターの劣化?(壊した?調整できてない?)

やっぱここは腹をくくるしかないと、ヤマハの部品検索で品番を調べて、モノタロウで発注します。
・燃料タンク
・ゲージ
・ホース(タンクーキャブ間)
・キャップガスケット
とりあえず燃料をキレイにキャブに送るよって魂胆です。


これですべて解決すれば、キレイ目なYS870中古機(今は高くて15~20万)よりはまだ行ってないw
とは言えやはりなるようになる金額ですねぇ。
さぁまた寒波が来るといわれている札幌、快調に持って行きたいところです。

2021/12/17

YAMAHA YS870 初出動

札幌もいよいよ本格的な雪になりまして朝から夕方までで20cm強の積雪となりました。
そしてまだまだ降り続き現在21時吹雪の状態です。

さて以前書きました、ボロボロのys870とりあえず動くまで持って行った件から・・・ずいぶんキレイになりました!本来は全部自分でやる予定だったのですが、今回はさすがに予定的体力的にもきつく業者さんを探して依頼する形になりました。
依頼先は「札幌除雪機センター」さん、オークションで買ったこと、不動品を稼働レベルにしたので、オイル油脂類、プラグ交換等の始動前点検と塗装をお願いしました。ヤマハは塗装面積が中々広いとの事でちょっと追加料金になりましたが快く引き受けてもらいました。

そんな訳での初始動でしたが、先代ヤンマーJe-765Hに比べパワーはあるけど、まだちょっと調整不足で大味な感じ、スキッド高さ調整とか、やっぱちょっとキャブが調子悪いとかありますが、これは今後の宿題として。
とりあえずべったり重い雪を軽々と投雪できたのはうれしい限りです。








2021/03/09

4年ぶりの投稿、中古除雪機更新しました。


中国製除雪機の紹介サイトとして始めたこのブログですが、最後の4年前くらいが販売の終盤だったのでしょうか? 
いつしかガーデンプロ除雪機の国内新品の取扱も無くなりすっかり寂しくなりました。

オークションでは雪姫系を偶に見かける程度となり当時の盛り上がりが幻のように思えたりもします。
当ブログも管理人が不調品だったヤンマーJe-765Hを入手し中古除雪機カテゴリに足を踏み入れたものの、雪姫に比べ何よりHSTの無段階変速で取扱が容易、トラブルは全くなく軽快そのものな除雪機でネタが無いのが正直なところとなっておりました。

ところが最近のオークションを眺めていると当時から中古除雪機憧れのヤマハys870がかなり値落ちしている例が見受けられ、これはもしや?とキャブ不調品ならまた安く出るかも?と水面下で計画を練っておりました。

そうしているうちに札幌近郊で出ました「キャブに燃料を吹きかけている間はエンジンが回ります」他基本的な動作は行けそうですと、典型的なキャブ詰まり症状なys870、5万スタートで始まりました。

塗装劣化、外装錆、ただしオーガーの減りは少なくクローラもそれ程劣化してない。稼働は少ないけど屋外放置品?悪くないかも?と入札スタート

自分が思うくらいなので他も同様の考えか意外に値段は上がり9万前半、腐ってもヤマハ静音型除雪機、無理した感はありましたが落札となりました。

無事不動のまま配送もされ、さてキャブ掃除して復活!と思いきやそうは簡単にいかなかった・・・



燃料タンクに大穴!!!
これは想定外です。燃料タンクの下半分は防音の外装の為直視できず、出品者は知らずか確信犯かはわかりませんが記載は全くなし、正直これはかなり痺れました。
やはり現物は確認すべきですねぇ・・・

ちなみに今確認しましたがパーツで1万しないんですねぇ中古の出物探そうと思ってましたが新品でいいかもです。

とりあえず燃料タンク補修します!
燃料タンクの補修は以下のような手段があるようで
・鉄板溶接
・鉄板ロウ付け
・ケミカル補修(パテ)
溶接機なんて無い、ロウ付けするようなビッグなハンダごても無く、安易なケミカルに走ります。


安易なケミカルと言っても、実際は結構イケてるらしく、バイクの燃料タンクの緊急補修では定番のアイテムだとか?
自分はマジックスチールってのを使いましたがクイックスチールの方がメジャーのようです。
何れも耐熱260℃の金属配合のエポキシパテ、信頼のmade in USAです。
よく海外では飛行機の補修にテープ貼ったりやってて日本人は大丈夫かよ!!って思うようですが、テープも接着剤の海外物の方が遥かに強力だったりです。
さて肝心の補修ですが、叩いて錆の塊を落としベビーサンダーつかって地金をきっちり出します。本当は更に荒いペーパー掛ければ良いのでしょうがそこまではやらず。
マフラー補修用のアルミメッシュシートも使います。





パテは5分で硬化開始するので手早くです。穴の周りにひも状に伸ばしたパテを貼り付け、メッシュシートを押し当て、さらにその上からパテを盛ります。
写真は1回目、パテが足らずメッシュが見えてます。この後さらにもう一度盛りました。





無事パテ盛完了、サーフェイサー塗って、タンク上だけヤマハの補修用スプレーで塗装しました。
あとは水張って漏れ確認、タンクの中のさび落としです。
ここは強力なサンポール作戦、6.7Lのタンクに1.5Lのサンポールを突っ込み、お湯で希釈、3時間放置の後、マジックリンで洗浄(酸を落とす為)あとは錆が落ちてこなくなるまで水ですすぎます。ある程度乾かして呉556をタンク内面に吹かす(666が良いようです)
これで燃料タンク補修は完了。とりあえず燃料1/3くらい入れてますが今日は漏れはないみたい?






燃料タンクの補修と並行してキャブレターの清掃も行います。
また今回もここの説明に助けられます。

初回メインジェット、ニードルバルブあたりを清掃(パイロットジェットをすっかり忘れてた)ニードルバルブのゴムパッキンが割れちゃったので燃料があふれてきますが燃料コックを素早く閉にすれば大丈夫w
エンジンは掛かるがパワーなくハンチング気味、雪もそんなに飛ばない。

今回0.28mm #30ってステンレス針金を使いましたがとてもいい感じです。キャブレタークリーナ吹きつつ、針金で穴という穴を全部通していきました。











2回目、パイロットジェットを清掃、エンジンもセル一発で始動、ハンチングも無くなりパワーもありエンジンは完全状態になったようです。
あえて言うならys870はスロットル固定なので常に全開です。
ys870J仕様のスロットルを後付けするのがよさそうです。



とりあえず燃料タンクとキャブレター清掃、シューターの固着を取り除いたくらいですが、無事除雪は可能状態に!

どーもオーガーケースのスキッドあたりも穴ありそうですが、追々やっていきます。
塗装は暖かくなってから徐々にです。

そして本日、ヤンマー除雪機 Je-765Hは新しいオーナーの元に旅立っていきました。
軽整備しつつ状態も良好だったせいか買った時より随分良い値段になりました。

ys870はまだまだ手を入れないとイケませんが1クラス上の静音除雪機に持出無く更新出来たのはよかった(今のところです)

とりあえず久々のブログ更新は以上です。